防災・減災を支援する! 住民に安心安全な生活を

『防災情報伝達の現況を改善。住民の多様なニーズを満たし防災におけるサービスを向上 』
当町では、防災行政無線のデジタル化に合わせて、防災情報伝達の住民サービスを向上させたいと考えました。防災行政無線の屋外拡声子局(屋外スピーカー)からの放送は天候等で聞きにくい場合があり、住民からは「防災行政無線の内容が聞こえない」「災害時にどこの避難所を行けばよいのかわからない」「避難所の空き状況が把握できない」という問い合わせが多く寄せられていました。また、「外出先でも防災情報をリアルタイムに入手したい」「外国籍住民向けの避難情報発信」などという住民からのニーズも高まっていました。
そこで、災害発生時に災害情報を迅速かつ正確に伝達できることに加え、多言語機能を備えた防災情報連絡システムの早期導入について検討していました。
自治体
概要 | 自治体 様です |
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所在地 | 所在地:東北 人口:2,000人 |
課題・提案・効果
導入前の課題
- 天候等の状況により、防災行政無線の屋外拡声子局からの放送が聞こえない。
- 外出先でも防災情報をリアルタイムに入手したい。
- 外国籍住民向けに災害情報を発信したい。
- 避難所や医療機関の情報が確認できるようにしたい。サービス終了となってしまうPHSの代替手段を将来のIP化も視野に入れて検討したい。
提案
- 「安心・安全ソリューション 地域情報連絡システム「BO-SAInavi」
効果
- 住民からの放送内容に関する問い合わせや聞こえないなどの苦情が減った。
- スマートフォンにて、いつでもどこでも情報を入手できるだけでなく、聞き直しもできるようになった。
- 日本語以外にも、英語、中国語、韓国語の3ヶ国語にも対応。
- 避難所や医療機関の情報が地図上に表示が可能。
導入イメージ

導入のポイント
『迅速かつ正確に災害情報が入手可能既設設備との連携や多言語表示で外国人の方へのサービス向上にも貢』
以前から住民に対して、いつでもどこにいても災害情報をリアルタイムかつ正確に伝達できる災害情報発信サービスを提供したいと考えていました。
様々な企業の防災情報連絡システムを比較調査した結果、扶桑電通のBO-SAInaviの機能及び導入コストが、当町の要望と合致していることからシステムの導入に踏み切りました。
BO-SAInaviは、インターネット通信(4G、Wi-Fiなど)を利用しスマートフォン・タブレット端末・携帯電話のブラウザより最新の防災情報を入手することでより早く安全な場所への避難行動の促進、4か国語(日本語・英語・中国語・韓国語)の表示切替機能で外国人住民の方へのサービス向上、また当町としても既設同報系無線やJアラートとの連携を可能としていることが、システム導入のポイントとなりました。
導入後の感想(お客様の声)
『情報発信の充実、住民の満足度向上』
導入後、防災担当者様より「悪天候でも、防災無線の屋外拡声子局からの放送が聞こえるようになりました」「外出先の住民にも防災情報をリアルタイムでお知らせすることができるようになり、地域住民へのサービス向上に繋がりました」など、長年の課題を解決することができました。
また、BO-SAInaviは災害情報の他、避難所情報、医療機関等を地図上に表示できることで、最新の避難所の開閉、収容人数の確認や医療機関の開院時間や診察科の連絡先、休日対応なども確認することができ、住民からも大変満足をいただいております 。
導入効果と今後の展開
『住民生活情報の配信も視野に』
今後の展開について、防災担当者様より「住民への周知拡大と利用者登録の更なる促進をしていきます。気象情報や有事関連情報に加え、今後、教育・文化・防犯情報などの情報発信を行うことで、平常時から住民の安心安全な生活を確保しながら、地域経済の継続的な成長に努めていきたいと思います。」と語っていただきました。