扶桑電通株式会社
以前は他社製のオーダリングシステムを利用しており、カルテのみ医師の手書きという運用でした。デジタルとアナログが混在していたため、業務 に支障が出ることがありました。電子カルテシステムを導入したことで、より患者様主体の医療サービスの実現が可能になりました。扶桑電通では コスト等が抑えられ、管理もしやすいクラウド型の『HOPE CloudChart』を提案しました。クラウド型は小規模病院や診療所レベルでの導入が中心 なので、400床規模の中規模病院でスムーズな運用が可能かどうかがポイントになりました。
社会福祉法人 旭川荘療育・医療センター様
概要 | 地域密着型の中規模病院ながら、障害児(者)医療・福祉分野において西日本エリアで随一の実績を誇る総合病院 様です。 |
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所在地 | 診療科:小児科・整形外科・精神科・リハビリテーション科・内科・耳鼻咽喉科・婦人科・歯科など ベッド数:422床 外来患者:250人/日 |
地域中核病院でも採用されている富士通の電子カルテシステムの使い勝手の良さ、クラウドならではのメンテナンスの利便性などをご紹介しました。
治療にあたる皆様にご理解いただくことで、採用していただくきっかけとなりました。
また機能を追加するアドオンにより、歯科処置のカルテにも対応。医科と歯科の垣根を超えた連携が強化されました。
そしてレントゲンやCT等が、統合ビューによって一覧で管理できる画像システム「PACS」を導入していただくなど、医療の現場を大きく変革させたことも評価される理由です。
以前は紙のカルテの情報を照合するために、巨大な病院内を何往復もする手間がかかっていました。このシステムを導入したことで、ナースステーションなどに設置されている簡易型のノートパソコンで瞬時に情報共有でき、利便性が飛躍的に向上しました。
別システムだった歯科のカルテも統合され、さらに患者様主体の医療が可能になりました。
PACSを導入したことで、手術室に大型モニターを設置。レントゲンやCTの鮮明な画像を見ながら処置が可能になり、複雑な手術を要する整形外科からも評価が高くなりました。
クラウド化したことでサーバールーム拡張の必要もなく、メンテナンスも非常に簡単になりました。
心配していた中規模病院でのクラウド型システムも導入が成功し、アドオン機能の追加、PACS、リハビリ科では別の専用システムを導入していただきました。
クライアント様が新しいシステムに興味を持って積極的に勉強会に参加してくださったことも、スムーズな運用につながりました。
今回、『HOPE CloudChart』が400床レベルの中規模病院で導入できたことは、同規模の病院への横展開が期待できます。
現在クライアント様の課題はネットワークです。合併した病院同士で異なるネットワークを稼働しているので、将来的には統合を視野に入れてより強固なシステムを目指されるとのことです。