扶桑電通株式会社
当社は、各種プラスチック製品の開発から製造、販売までを手掛ける製造業者です。これまで販売管理のシステムはありましたが、在庫管理に関しては現場の社員が目視と手書きで行っていました。そのため管理の精度はあまり高くなく、材料が十分に在庫されているはずなのに途中で足りなくなり、製造に支障をきたすこともあったのです。また、在庫管理のために毎月初、現場の社員が総出で棚卸をする必要があり、その手間は膨大でした。在庫管理をリアルタイムに、かつ高精度で行うシステムを早急に導入したいと考えていました。
プラスチック製品製造会社 様
概要 | 所在地:中部 従業員数:約50名 事業内容:プラスチック製品の開発・製造・販売など |
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所在地 | ■所在地:中部 |
以前からハンディターミナルを使ってバーコードを読み込み、リアルタイムで在庫管理できるシステムには魅力を感じていました。しかし当社用にカスタマイズするには多額の費用が必要になりそうで二の足を踏んでいたのです。販売管理システムで10年来の付き合いがあり、信頼のおける扶桑電通の担当者にその悩みを伝えると、カスタマイズしても費用をかなり抑えられるパッケージソフトがあると教えてもらいました。それが在庫管理や販売管理などの機能を併せ持つ生産管理ソフト「EncycloAudible」です。今回は品番を整理したうえで、懸案の在庫管理からスタートしました。それだけでも当初の目的は果たせました。しかしEncyclo Audibleは多機能な生産管理のソフトです。将来的には受注から製造や出荷、会計など、全業務を連携してデータ管理できるソフトとしての期待も込めて導入に踏み切りました。
ハンディターミナルの採用時には、扶桑電通からその使い方や不具合が出た場合の対処法について丁寧に研修してもらったので、スムーズに切り替えられました。実は、品番の整理とEncyclo Audibleの導入で一番喜んだのが経営層です。これまで在庫の数字の動きを見ても、具体的な製品が把握しきれませんでした。今は品番を見れば、どんな製品のどの色が動いているかが一目瞭然で、データを素早く経営戦略に落とし込むことが可能です。経営層もその点を高く評価しています。
新しいシステムを導入して3か月がたちました。人海戦術による棚卸に比べ、Encyclo Audibleによる在庫・棚卸管理の精度の高さが実証されました。今後は棚卸を半年に1回、1年に1回と減らしていくつもりです。最近は生産管理や購買管理の責任者から、自部門でもEncyclo Audibleを活用したいとの声が上がっています。このソフトを使えば、受注データに基づいて材料や半製品、製品の必要在庫量が計算できますし、最適な発注計画や製造計画も可能と聞いているので、用途の拡大を検討中です。